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下図のDOS画面で、下線をひいた部分をコマンド・ラインといいます。
ここでは、上図の最後の行のように入力した時、45と23の和・差・積・商を
ウィンドウに表示するプログラムを考えます。
実行した後のイメージは次のようになります。
ここでは、String (文字列ともいいます)と、 int 型の2つのデータ型がでてきます。 args[0] や args[1] で 得られる 45 や 23 は文字列です。 "45"+"23" とすると 68 という答えを出してくれるプログラミング言語もありますが、 我々の Java言語では、"4523" になります。 数値として「足し算」をしたければ int型に変換をする、 という約束になっています。
コマンドラインにデータを与えなかった場合、DOS画面になにやら表示され、 ウィンドウは表示されません――下図(1)。
2番目のパラメタがゼロの場合も、 DOS画面にゼロでの割り算が発生したことが表示され、ウィンドウは 表示されません――下図(2)。
このように、予想外の状況になることを、「例外が発生した」といいます。 「Javaが例外を投げた」ともいいます。 べつに予想外でなくてもよいのですが、例外 Exception と考えた方がプログラムが作りやすい場合が多いのです。
例外もJavaの処理の対象ですから、何らかのクラスのインスタンスです。 上図の例の(1)では java.lang.ArrayIndexOutOfBoundsException クラスの例外が投げられ、Compute1.java の 15行目にその原因があることが 表示されています。
例外の発生に対して、3種類の対処法があります。
更新日:2006-04-06 | TOPUPPREVNEXT |