23行目はつぎのようになっています。
pane.add(new JLabel("和:"+ (arg1+arg2)));
全体を文といいます。文はひとまとまりの命令で、文の最後にはセミコロン「;」を書きます。
セミコロンを除いた部分を式といいます。つまり、式の後ろにセミコロンをつけると文ができます。
この式は、次のような一連の命令です。
- arg1 と arg2 をたして、和をもとめる
正確には、arg1 という名前で参照される int 型の数値と、arg2 で参照される
int 型の数値の足し算を行い、int 型 の数値を得る
- 「和:」の後ろに、上記の結果を文字列に変換したものをつなげて、新しい文字列を作る
- できた文字列指定して、ラベルを生成する
- できたラベルを pane に貼り付ける
式についての一般的な説明は 6.5節でおこないます。ここでは、プラス「+」という記号は
- 記号の前後とも int 型の場合、足し算をし、
- どちらか一方でも文字列の場合、文字列の連結をする
という働きがあることを憶えましょう。