「 ハノイの塔 」 表示プログラムの要件定義

ハノイの塔の円盤の移動の様子を表示するプログラムに求められる機能を整理して、 UML(Unified Modeling Language) の ユースケース図 (Use Case Diagram) を描いてみましょう。

hanoi-usecase.gif

四角の中が、「ハノイの塔」システム で、 横長の円の中に、このシステムが提供すべき機能が書かれています。 システムの外に描かれたわら人形は、 外部からのアクセスを表現しています。

それぞれの機能について、ユースケース・テキストを書いて見ましょう。

盤の枚数の指定

  • 画面上のテキスト・フィールドから、円盤の枚数を指定する
  • 枚数が変更されたら、最初から表示を開始する

表示の開始

  • 円盤の移動を開始する
  • 途中停止した後、表示を再開する

移動の停止

  • 移動を一時停止する

表示速度の調整

  • 移動速度を変更できるようにする

移動回数の表示

  • 移動回数を数え、表示する

軸と盤の表示

  • 盤が軸にささっている状況を表示する

ユースケースでは不必要な内部仕様を書いてはいけません。 この場合、盤数の指定を画面上から指定できればテキスト・フィールドにこだわらないことにします。 逆に、こだわるのであれば 「 テキスト・フィールド 」と明示しなければいけません。


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