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7.1 小数点のある数の加減乗除

5.2節 のプログラム Compute2.java に対し小数点のある数を与えると例外が発生しました。 小数点のある数を扱えるようにしましょう。

以下の3点を変更しましょう。

28〜29行目については、次の問題がありますが、別途検討しましょう。

浮動小数点には、 floatdouble がありますが、 Javaでは特別な理由がないかぎり double を使います。

プログラムのソース Compute3.java

コンパイルをして、実行してみましょう。

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最初の実行例は、次のように表示されます。

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2回目の実行例は、次のように表示されます。

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3回目の実行例は、次のように表示されます。

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2回目、3回目の表示では、小数点以下に長い数字が並んでいるものがあります。 2進法による表示ですから、 0.50.250.1250.06250.03125 といった数および、これらの和で表すことのできる数値以外は誤差が発生します。 誤差については、次節以降に解説をします。 表示の長さにびっくりせず、 それぞれ 5.605.120101.0 と読みましょう。

小数点以下の表示桁数を指定するには、 NumberFormat クラス が便利です。

【小数点以下の表示桁数を、4桁までにおさえる例】

プログラムのソース Compute3f4.java

Compute3.java からの変更点

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【小数点以下の表示桁数を、2桁にする例】

プログラムのソース Compute3f22.java

Compute3f4.java からの変更点

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更新日:2006/04/06 TOPUPPREVNEXT