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4.3 カウントボタン

ボタンのクリック回数を数えるプログラムを作成しましょう。

プログラムで処理したいモノを指し示す方法として、 今までに以下の方法を体験してきました。

この「名前をつけて識別する」方法もいろいろあるのですが、今までは プログラムが実際に走っている瞬間だけ、「ちょっと」名前をつける、 ローカル変数 という方法を使いました。 ボタンをクリックするのは メソッド main が走り終わって大分たってから ですので、もう少し長持ちする名前が必要です。 この節では、プログラムができた時から実行を完了するまで 生きている クラス変数 という仕掛けを利用します。 「名前をつけて識別する」 方法については、 10章でもう少し詳しく解説します。

ソースプログラム CountButton2.java

行番号つきプログラムリスト

プログラムの解説

プログラムの動きのアニメーション

実行結果
CountButton.jpg

7〜8行目が、フィールドの定義です。フィールドの定義は次のように書きます。

field-def.gif
< 10.1節 から抜粋 >

static を指定したフィールドを スタティック・フィールド あるいは クラス変数 といいます。 クラス変数は、プログラムが動いている間中存在しています。

これに対し、ローカル変数は、ブロック(中カッコでくくられた範囲)が 動いているときだけ存在します。


更新日:2006/05/19 TOPUPPREVNEXT