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1.2節で作成したプログラム MyName.java を手直しして、 自分の名前の他に、住所や、所属を表示するプログラムを作りましょう。
プログラム MyAddress.java を 適当なフォールダにダウンロードしてください。
下図の中の赤字の部分が、今回の修正個所です。
Javaのプログラム は クラス宣言 の 集まりです。 このプログラム MyAddress.java には、 クラスが1つ宣言されています。 6行目の class の次の MyAddress が クラスの名前です。 この行の最後の中カッコは、26行目で閉じられています。 つまり、6行目から26行目までが、 クラス MyAddress の宣言です。
クラス宣言 は、
コンピュータで処理をしようとしている「モノ」の設計図です。
どんなデータがつまっているのか、最初はどんな状態なのか、どんな処理をするのか、
といったことを記述します。
このプログラムでは、 「 名前や住所、所属が表示されているウィンドウ 」 という
クラス MyAddress を宣言しています。
このプログラムのクラス宣言は、2つの部分からなっています。 コンストラクタ と メソッド main です。
メソッド main には、 このプログラム MyAddress.java を実行したときに 何をするのか、ということを記述します(23〜25行目)。
コンストラクタの名前はクラス名と同じ MyAddress です(8行目)。 MyAddress のインスタンスを生成しなさい、 といわれたら何をするかということが記述されています。
コンストラクタ内では、 このxxxx.を省略した形式が許されていて、 this. が補われて解釈されます。
プログラムについての説明を1行目にいれました。 連続した斜線「 // 」 を書くとその行の終わりまで、 漢字も含めて 好きな文字を書くことができます。 コメント comment とよばれる プログラムの説明を記述するための機能です。
17〜20行目で複数のラベルを pane に貼り付けています。
引用符「 " 」の間には、
引用符や改行といった特別の文字を除く、任意の文字を並べることができます。
自分の名前や好きな文字列に書き直してみましょう。
コンパイルし、実行してみましょう。(下図(1)、(2))
実行すると、画面の左上に(3)のようなウィンドウが表示されます。
ここで、ウィンドウのサイズを変更してみましょう。すこしづつ、縦長の ウィンドウにしてみると、ウィンドウ内の文字列の配置が変わります。
ウィンドウ内の配置のことを レイアウト layout といいます。 左から右へ、上から下へ配置し、外側のウィンドウの形に応じて 適当に再配置したい場合、 FlowLayout を用います。 書き方は次のとおりです。
間隔は、ドット数を指定します。
揃え方だけを指定することができます。この場合、間隔は縦横とも 5 とみなされます。 このように、省略した場合に採用される値のことを、デフォルト値 といいます。
揃え方のデフォルト値は FlowLayout.CENTER です。つまり、 次の3つの指定は同等です。
更新日:2006/04/06 | TOPUPPREVNEXT |