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第18章 状態遷移図

【目次】
  1. 状態遷移図の書き方と読み方
  2. 簡単な電卓
  3. 電卓(改良版)
  4. ステート・チャート・ダイアグラム
  5. 状態遷移表
  6. 例題 「単語を数える」
【テーマ】
Windows の「アクセサリ」に提供されている「電卓」を呼び出してみましょう。
最初に「1」クリックすると、 「0.」の表示が「1.」に置き換わります。 その後「1」をクリックすると、小数点のすぐ左にに「1」が付け加えられるます。 この後何回「1」をクリックしても、「1」が追加される状態が続きます。 ここで「+」をクリックしても表示は変わりませんが、この後「1」をクリックすると、 表示がクリアされ右端に「1.」が表示されます。 同じ「1」のキーを押しても、反応が異なる場合があるのです。

状態遷移図はシステムを 「 内部の状態が異なるので反応が異なる 」 ととらえ図式化します。 入力と出力を対比して考える必要がある自動機械(自動販売機、券売機、ロボットなど)や 通信プロトコルなどを、分析したり設計(表現)したりするのに用いられます。

Windows XP の 電卓(「スタート」→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「電卓」) を題材にして、状態遷移図について学習しましょう。