14.5　テキストの出力

14.3 で読み込んだようなＣＳＶファイルを作成するには、 PrintWriter クラスの print メソッドや println メソッドを用います。 PrintWriter クラスは FileWriter クラスと連携して、ファイルにデータを書き込みます。実際に出力ファイルが完全に書き出されるのは、PrinｔWriter インスタンスの close メソッドが呼び出された時です。

14.3 例(2) のような、コンマをデリミタとした result.txt ファイルを作成する場合には、次のようなプログラムの構造になります。

【J2SE 1.4 の場合】

    String name, address, phone;

    try {
        PrintWriter out = new PrintWriter( new FileWriter( "result.txt") );
        for(int i=0; i< ... ; i++) {
            ... name address phone の準備 ...
            out.println( name + "," +
                         address + "," +
                         phone );
        }
        out.close();
    } catch(IOException e) {
        e.printStackTrace();
    }

println で書き出された行の最後に改行文字が追加されます。
out.close() を忘れないようにしましょう。

14.3 例(1) のファイルを作成するプログラム例 CsvDemo4.java

実行結果

【J2SE 5.0 の場合】

ファイル名を指定して PrintWriter を生成できるようになりました。

    String name, address, phone;

    try {
        PrintWriter out = new PrintWriter( "result.txt" );
        for(int i=0; i< ... ; i++) {
            ... name address phone の準備 ...
            out.println( name + "," +
                         address + "," +
                         phone );
        }
        out.close();
    } catch(IOException e) {
        e.printStackTrace();
    }

プログラム例 CsvDemo4T.java

実行結果

14.5 テキストの書き出し

14.5　テキストの書き出し