11.4 節の配列の初期値の設定例のプログラム Array6.java にソート処理を追加してみましょう。 ソート前とソート後を縦に並べる骨組みは、前節の Sort22.java を借用します。
実行結果
Sort22.java との違いは、以下の２点です。
- ３８行目と５２行目で、ラベルを生成する際、文字列への変換が不要
- 最大値を探す際の比較（４４行目）で、「 > 」のかわりに、 compareTo メソッドを使用する
文字列の大小の判定 compareTo については
String クラスの compareTo を参照してください。
簡単にいうと、
（文字列１）.compareTo( (文字列２）)
と書くと、文字列１のほうが大きいとき 正、小さいとき 負、
等しいとき、ゼロになります。例
String a = "abc";
String b = "ac";
String c = "ab";
int x = a.compareTo(b);
int y = a.compareTo(c);
int z = a.compareTo(a);
int p = a.compareTo("aba");
とすると、x は -1 、 y は 1 、z は 0 、 p は 2 となります。