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12.5 for文

文を繰り返し実行するための書き方です。
Java 5.0 から、 イテレータを使用する代わりに、 拡張forループ(for-each 構文) を記述できるようになりました。 12.16 拡張forループを参照してください。
ここでは、基本的な for 文について説明します。

[構文]

for ( 式1 ; 式2 ; 式3 )
式1には、式または、 ローカル変数の宣言 を(複数あればコンマで区切って)書きます。
式1で宣言されたローカル変数は、式1の残りの部分、式2、式3、および文の中で使えます。
式2の値は、boolean 型でなければいけません。
式3には、複数の式をコンマで区切って指定できます。

[意味]

  • まず、式1を計算します。
  • 次に、式2を計算し、
  • 結果が true であれば、 文 を実行し、さらに式3を計算した後、式2の計算にもどります
    これを、式2が false になるまで繰り返します
  • 式2の結果が false になったら、このfor文の実行は完了です

[簡単な for文の例] 1〜10までの合計

sum = 0;
for(int i=1; i<=10; i++) {
   sum = sum + i ;
}

[プログラム例]

下図のように、10から100まで、10おきに2乗の値を計算してみましょう。

DemoFor1-1.gif

計算結果をDOS画面に表示するには

System.out.parintln( ・・・ );
を用います。

プログラム DemoFor1.java

上記の結果をフレームに表示してみましょう。

プログラム DemoFor1Frame.java
実行結果 DemoFor1Frame-1.jpg

下図のように、山型に●をならべてみましょう。

DemoFor2-1.gif

プログラム DemoFor2.java

[for 文で配列のインデックス(添字そえじ)を扱うプログラム例]

[プログラム例]

for 文の例
− コマンドラインに指定した数値の合計
− 1 から N までの合計

[プログラム例] 複利計算

テキストフィールドから、預金金額、利率、期間を指定されたときに、 複利計算を行うプログラムを作ります。

次のような画面を表示する。

プログラム Risoku.java

実行例 Risoku.gif


更新日:2013/12/09 TOPUPPREVNEXT