コンパイル時のエラー

コンパイル時のエラーとは「文法上の誤り」といわれ、 「字が書いてあるけれど、Javaになってないよ。」という指摘です。 何分Javaの文法にあっていないのですから、「ここが間違い」と 正確に指摘するのも難しく、表示されるメッセージも間違いを ピタッと指摘してくれるとは限りません。表示されたメッセージを参考に あれこれ見当をつけるという作業になります。

 エラーメッセージの形

page-1-tips-c1.gif

(1) エラーの見付かった行の行番号
まず最初に、エラーが見付かったファイルの名前とファイル内の行番号が 表示されます。通常、この行、またはこの行より前にエラーがあります。
ファイル名を間違えた場合など、行番号の表示されない場合もあります。
(2) エラーの状況
Javaになっていないと判断した理由。
(3) エラーのあった個所
上記の行番号の行が表示され、「^」によって、行内のどこなのかが 示されます。
この例のように、間違いのある単語をピタリと指すこともありますが、 通常は、「ここより前にエラーがあります」と言う意味です。 前の行に誤りがある場合もあります。
間違った個所に一つづつエラーが表示される訳ではありません。この例では、 7行目の statec static に修正すると、2つのエラーが一度に消えます。
エラーメッセージの数が多い場合には、わかりやすいエラーメッセージについて エラーを直してコンパイルしなおしてみるのも方法です。

 「たった一度の過ち」に対して出るメッセージ

page-1-tips-c2.gif

上記(4)は、4行目の先頭の「^」の位置に、 class interface のいずれかがくることを期待しているが、 inport が現れた――という意味です。
ここでは、この inport import に修正すると 8個のエラーメッセージが全て消えます。

 全角と半角

page-1-tips-c3.gif

(5)で始まる文字列が 「"」で 閉じられていない――という意味です。
(6)を半角文字の「"」に直すと、このメッセージと次のメッセージが消えます。

 全角と半角(その2)

page-1-tips-c4.gif

解りにくいのですが、20行目の「^」の位置に変な文字がある――という意味です。
この行の先頭にある全角の空白を、半角の空白2個におきかえると、正常にコンパイルされます。

Top Page
更新日:2012/04/02