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小さなウィンドウのなかに、 自分の名前を表示するプログラムを作りましょう。
プログラムを作ってコンピュータを動かそうとする場合、通常
という手順をふみます。これからの作業も概ねこの手順です。001:import java.awt.* ; 002:import javax.swing.* ; 003: 004:public class DisplayMyName { 005: 006: public static void main(String[] args) { 007: 008: JFrame frame = new JFrame(); 009: frame.setDefaultCloseOperation(JFrame.EXIT_ON_CLOSE); 010: Container pane = frame.getContentPane(); 011: 012: pane.add( new JLabel("藤村 光") ); 013: 014: frame.pack(); 015: frame.setVisible(true); 016: } 017:}
このプログラムをテキスト・エディタ で作成し、 フォールダ sample1 の中に DisplayMyName.java というファイル名をつけて 保存してください。 フォールダ名は自分の好きな名前でかまいませんが、 ファイル名は必ず DisplayMyName.java とします。
ファイルを作成する際、以下の点に注意してください。
まず DOS画面 を開き、 上記のプログラムのあるフォールダを カレントディレクトリにします。
次に、カレント・ディレクトリ(作業フォールダ)を プログラムを保存したディレクトリに移動します。
たとえば、 DisplayMyName.java を フォールダ D:\java\sample1 に保存した場合は、 下図の赤い下線(2)のように、 cd sample1 と入力し、Enterキーを押します。
setjava.bat や go.bat を使わない場合は、
dir コマンドを入力して、
カレントディレクトリにファイル DisplayMyName.java が
あることを確かめておきましょう。(赤の下線(3)と黄色の下線(4))
MS−Windowsに付属する「メモ帳」でファイルを作成すると、ファイルの名前が
DisplayMyName.java.txt のように、
名前の後に不要な拡張子が付加されることがあります。
拡張子は、java でなければいけません。
コンパイルするには、赤の下線(5)のように入力し、Enterキーをおしてください。
上図のように何も表示されずに、つぎの行が入力できるようになれば成功です。 なにかよけいなもの(エラーメッセージといいます)が 表示されたら、プログラムの作成段階に間違いがあります。
エラーメッセージが出た場合には、 コンパイル時のエラーを参考に プログラムを修正し、再度コンパイルをします。 エラーメッセージがでなくなったら、続いてプログラムの実行をしましょう。
実行に先立って、MS−DOSの dir コマンドを使って フォールダの中を確認してみましょう。
コンパイルした結果、
実行した結果はディスプレイの左上隅に小さなウィンドウとして表示されます。
名前が出ない場合は、 やはりプログラムのどこかにミスがありますので、行が抜けていないか等、 プログラムをチェックしてください。
まだ確認すべきことが残っています。 自分で作ったウィンドウを閉じることができるかどうか確かめましょう。 ウィンドウの右上隅にあるウィンドウの クローズ・ボタンをクリックしてみてください。(下図)
プログラムが正しく作られていれば、ウィンドウが消え、 DOS画面の上で、プロンプトが表示されます。(下図)
ウィンドウを閉じてもプロンプトが現れない場合には、
DOS画面をアクティブ・ウィンドウにしてから、CTRL+C を押せばプログラムが終了します。
プログラムの10行目から12行目が正しいかチェックしてください。
上記で提示したプログラムについて、 もう少し詳しい説明 も準備しましたが、 とりあえず次のセクションに進みましょう。 第6章をすぎたころ、読み直してみてください。
更新日:2012/04/02 | TOPUPPREVNEXT |