現在ユーザーが作業しているディレクトリ(フォールダ)。
Windows2000 では、作業フォールダ といいます。
ファイルの名前だけが与えられた場合に、通常は、最初にカレントディレクトリの
中が探されます。
通常、MS−DOS画面でプロンプトに表示されます。(下図の黄色い下線の部分)
カレントディレクトリを変更するのが、 cd コマンドです。
たとえば上図で、カレントディレクトリの中にある sample
というディレクトリに移動するのに、
cd sample
と入力しました。
また、上の階層へ移動する(外側のフォールダに出る、親フォールダに戻る)には、
cd ..
とします。
上図で、カレントディレクトリの内容を表示するために、
dir *. /w
と入力しています。「 *.」を指定すると、拡張子のないファイルやディレクトリ
の名前が表示されます。また、Mで始まるファイルやディレクトリの名前を
表示したければ、「 M*.* 」とします。
すべてのファイルの名前を表示したい場合は、この部分を省略します。
dir /w
ファイルの名前だけを表示したい場合に、「 /w 」を指定します。
この場合、ディレクトリの名前は、大カッコでくくって表示されます。
名前以外に、作成日時や、サイズも表示させるにはこの部分を省略します。
dir *.
この場合、ディレクトリは <DIR> という文字で示されます。
いろいろ試してみたい方は、
dir /?
と打ってみてください。簡単な説明が表示されます。