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「プログラムに書いたとおりにコンピュータを動かす」ことを、 「プログラムを実行する」あるいは、「プログラムを起動する」と いいます。 いままでは、DOS画面で プログラムをコンパイルした後、 引き続きプログラムを起動する方法でしたが、 Webのホームページから起動する方法について紹介します。
プログラムには、必ず
public static void main(String args[ ]) {
...
}
アプレットの例として、フレームの中にマウスで絵を書くプログラムを
作成してみましょう。
上記のようなプログラムの起動方法を、コマンドラインからの起動といいます。
DOSコマンドとして、Javaインタプリタを起動し、
インタプリッタにコンパイルしたプログラム名を教え、実行させています。
Javaインタプリタは、JVM Java Vertial Machine
とも呼ばれます。
たとえば、DOS画面のプロンプトに次のような入力がされたとします。
java aabb 123 ccc.txt 3.14
public static void main(String yyy) {
...
}
yyy[0] = "123";
yyy[1] = "ccc.txt";
yyy[2] = "3.14";
yyy.length = 3;
上記のようなファイルを作成し、拡張子として HTML か HTM をもつファイルに保存しておけば、
Web のブラウザがこのファイルを探し、読み込み、起動してくれます。
実行してみましょう。 ここをクリック して下さい。 JVMをロードするのに少し時間がかかります。
hello4.classは、HTML ファイルと同じフォールダに入れておきましょう。
HTML言語では、<HTML>や<APPLET ...>のようなものを、タグとよんでいます。
たとえば、「アプレットを呼出すには、APPLETタグをつかいます。」といった言い方をします。
APPLETタグでは、コンパイルしたアプレットのファイル名(CODE=)、表示の幅(WIDTH=)と
高さ(HEIGHT=)を与えます。
プログラムを呼出す際に、パラメタを与えたければ、次のような、PARAMタグを使います。
HTMLから、MESSAGEパラメタとして、 "How are you?" がプログラム hello4.class に渡されます。実行してみましょう。 ここをクリック して下さい。 今度は2度目ですので、すぐに表示されると思います。
HTMLタグは、いろいろあり、簡単には説明ができませんが、アプレットを呼出すために 必要なタグは以上です。
HTML 4.0 では、 <APPLET> タグは、非推奨となり、 <OBJECT> タグが奨励されていますが、 当面は、<APPLET> タグでよいと思います。
プログラム例1
HTMLから、アプレットが呼び出されると、次のように起動されます。
たとえば、アニメーションをページがアクティブになっているときだけ 表示したいといった場合、 start( ) メソッドに表示開始処理を、 stop( ) メソッドに表示停止処理を記述します。
簡単なアップレットでは、 start() や stop() を書く必要はありません。
プログラム例2
ブラウザで起動した場合には、 System.out.print や println の出力の表示がされません。
デバッグをするには、 appletviewer が便利です。 DOS画面へ、いままでどおりに表示されます。
下図のように JApplet ( Applet の swing版 ) が表示できないブラウザがあります。 appletviewer を使えば、swing を使っている場合でも表示可能です。
Java コンソール を on にすると、例外が発生していることがわかります。
Java コンソールは、Internet Explorer では、「表示(V)」メニュー にあります。 ここに、表示されていない場合は、「ツール(T)」のインターネットオプションの 詳細設定タブの MicrosoftVM で使用する旨が設定されていない可能性があります。
プログラムを実行するには、結局、誰かが
必要があります。もちろん、プログラムはコンパイルされ xxx.class といった、名前が付いていなければなりません。
「誰かが」といっても、人間である必要はなく、コンピュータ自身に
きっかけを作らせてもよいのです。
一般的な「きっかけ」として、次のようなものがあります。
フレーム上でマウスをドラッグしたとき、 マウスの動きに追随して線を描くプログラムを作りましょう。 まずは、マウスを追いかける部分。
HTML の 例
更新日:2002-01-15