TOPUPPREVNEXT

9. バッチファイル

使用しているパソコンの管理者権限を持っていない場合や、 複数のJavaバージョンを使い分ける必要がある場合には、 バッチファイルを用意し、 コマンドプロンプトを開いた直後に、環境変数の設定や、 作業ディレクトリへの移動をおこないます。
  1. 次のような1行だけのファイルを作成します。 set と PATH の間以外の場所に空白を入れないようにします。
    setup-by-batch1.gif
    このコマンドは、環境変数 Path に設定されている文字列を 一旦取り出し その前に C:\j2sdk1.4.2_07\bin; という文字列を付加し、 再度 Path に設定せよ という命令です。 黄色下線の C:\j2sdk1.4.2_07 の部分は、 Java をインストールしたディレクトリを指定します。
    インストールしたディレクトリを忘れてしまった場合は「ファイルの検索」をしましょう。
  2. 上記のファイルを ホームディレクトリに go.bat という名前で保存します。 ホームディレクトリとは、コマンド・プロンプト画面を 呼び出したときの最初のカレントディレクトリのことです。 下図の例では、 H:\ になります。
    qandab01-3.gif
  3. コマンド・プロンプト画面を呼び出すたびに 上図の赤い下線の部分を入力し、 enterキーを押します。
    go.bat の中に書かれている MS-DOS コマンドが実行されます。 この例のように、ファイルの修飾子が「 .bat 」 で、 中味が MS-DOS コマンドであるようなファイルをバッチファイルといいます。
Javaの場合、関連のあるプログラムごとに別のフォールダ(ディレクトリ)に保存するのが普通です。 バッチファイルで、プログラム作成中のフォールダに移動するようにしておきましょう。 go.bat を例えば次のようにします。
setup-by-batch2.gif

この例では、Javaは、C:\Program Files\Java\jdk1.5.0_04 というディレクトリにインストールされています。

コマンドプロンプトを開いたあと、goenter と入力すると、 パスが設定され、 カレント・ディレクトリ(作業フォールダ)が d:\java\01 になります。 次のようなディレクトリ構成を想定したものです。

setup-by-batch3.gif


更新日: TOPUPPREVNEXT