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java.util.Locale

【主な機能】

国や言語、文化の違いなどによって表現方法や処理を変える場合があります。 このような処理を、ロケールに依存する操作といいます。 たとえば、小数点や3桁ごとの区切りにつかう文字や、 日付や時刻の表示方法などは、ロケールに依存します。
ロケールを識別するために、 Locale クラス が用意されています。 あらかじめ設定された ロケール も用意されています。 国と言語を組合わせて、新たな ロケールを定義することもできます。

【継承】


   java.lang.Object
      └java.util.Locale
  

【定数】

国や言語を識別するための定数が容易されています。 型は、int ではなく、 Locale です。
国の識別言語の識別
CANADA CANADA_FRENCH
CHINA
PRC
TAIWAN
CHINESE
SIMPLIFIED_CHINESE
TRADITIONAL_CHINESE
  ENGLISH
FRENCE FRENCH
GERMANY GERMAN
ITALY ITALIAN
JAPAN JAPANESE
KOREA KOREAN
UK  
US  

【主なコンストラクタ】

コンストラクタ機能
Locale ( String lang, String country ) 言語と国からロケールを生成する。
lang は、ISO-639 で定められる2桁の小文字の言語コードです。
このコードは、 http://www.ics.uci.edu/pub/ietf/http/related/iso639.txt などから入手できます。
country は、ISO-3166 で定められる2桁の大文字のコードです。 JIS X 0304:1999 でも同等のコードが定められています。
このコードは、 http://www.chemie.fu-berlin.de/diverse/doc/ISO_3166.html などから入手できます。
Locale ( String lang, String country, String variant ) 言語と国に加え、バリアントコードをつけて識別します。 Windows のための WIN 、Macintosh のための MAC 、 POSIX のための POSIX など があります。

【例1】

言語と国によって、表現形式が異なる様子を見てみましょう。

ソース・プログラム DateFormatAndLocale.java

実行結果

必要なフォントがインストールされていないシステムでは、 うまく表示されないかもしれません。

【例2】

現在使用できるロケールを表にしてみましょう。 swing の JTable で表にしてみました。

ソース・プログラム Locales.java

実行結果

表の各欄は左から、番号、ISO 3166 の国コード、バリアント・コード、ISO 639 の言語コード、 ISO の 3文字の国コード、言語、言語(当該ロケールによる表示)、国、バリアント、 ロケールの名称 です。 システムによっては、言語(当該ロケールによる表示)の欄が うまく表示されないかもしれません。

ウィンドウのサイズを広げたり、不要な欄の幅を削った分、他の欄の幅を広げたりできます。


更新日:2004-04-19