コレクションの要素を順に取り出します。

メソッド	機能
boolean hasNext ( )	このコレクションに、まだ取り出すべき要素が残っている場合に true 。
E next ( )	このコレクションの次の要素。 hasNext() が false となる状態で、 このメソッドを呼び出すと NoSuchElementException がスローされます。 1.4 以前では <E> をかけませんから、 Object 型の値が返されます。 キャストをして使います。
void remove ( )	直前に取り出した要素を、このコレクションから削除します。 [任意] つまり、Iterator インターフェースを実装していると称していても、 remove メソッドが提供されないコレクションがあります。 このようなコレクションに対し remove を呼び出すと UnsupportedOperationException がスローされます。 next メソッドが呼び出されていない状態で remove を呼び出すと IllegalStateException がスローされます。

ArrayList の全要素を取り出す例（1.4 以前）

プログラム IteratorDemo1.java

実行結果

ArrayList の全要素を取り出す例（5.0 以降）

プログラム IteratorDemo2.java

実行結果

削除の例

プログラム IteratorDemo3.java

実行結果

例２のプログラムは、 for/in 構文を使うとより簡便に記述できます（１１〜１２行目）。 陽には Iterator を使いませんから import も不要です。
<T> 型の コレクションに <T> 型配列の全要素を追加するには、 Collections クラスの addAll メソッド（スタティック・メソッド）が便利です（１０行目）

プログラム IteratorDemo4.java

実行結果は 例２ と同じです。