１行のテキストの入力欄です。 ActionListener を登録すると、Enter キー が押されたときに発生する ActionEvent を受け取ることができます。 編集を不可にして、表示専用にすることも可能です。

   java.lang.Object
      └ java.awt.Component
            └ java.awt.Container
                  └ javax.swing.JComponent
                        └ javax.swing.text.JTextComponent
                              └ javax.swing.JTextField
  

コンストラクタ	機能
JTextField ( )
JTextField ( int cols )
JTextField ( String text )
JTextField ( String text, int cols )	長さ cols 桁で、文字列 text があらかじめ 設定されているテキスト・フィールドを生成します。

メソッド	機能
void addActionListener ( ActionListener l )	アクションリスナを登録します。
void setColumns ( int cols )	このテキストフィールドの桁数を設定し、配置を無効にします。
void setFont ( Font f )	フォントを設定します。
void setHorizontalAlignment ( int align )	テキストの横方向の配置を指定します。 align は SwingConstants.LEFT      ... 左詰め SwingConstants.CENTER    ... 中央揃え SwingConstants.RIGHT     ... 右詰め SwingConstants.LEADING   ... （注１） SwingConstants.TRAILING  ... （注２） デフォルトは、LEADING 。

（注１）左から右に書く言語では左詰め、右から左へ書く言語では右詰め。
（注２）左から右に書く言語では右詰め、右から左へ書く言語では左詰め。

メソッド	機能
String getText ( )	テキスト・フィールドにある文字列を返します。
String getText ( int offs, int len )	テキスト・フィールドにある文字列の、offs 文字目から len 文字を返します。
void setEditable ( boolean b )	このテキスト・フィールドを編集できないようにするには、 b に false を指定します。
void setText ( String s )	テキスト・フィールドに、文字列 s を設定します。

メソッド	機能
void requestFocus ( )	フォーカスを設定します。今後のキーボード入力は、このフィールドに入力されます。

テキスト・フィールド内のテキストの編集に使うキーは、Look&Feel ごとに決められていますが、 よく使うキーは、Java、Motif、Windows ともに共通で以下のようになっています。

動作	キー
→ ←	右に1文字、左に1文字 移動
Home End	フィールドの先頭、最後に 移動
Ctrl+A	全選択
Shift+→ Shift+←	選択範囲を右に、左に拡張
Ctrl+Home Ctrl+End	選択範囲を先頭、最後まで拡張
Ctrl+C	選択範囲のコピー
Ctrl+X	選択範囲の切り取り
Ctrl+V	クリップボードからの貼り付け
Delete	次の文字の削除
BackSpace	前の文字の削除

タブ文字は、コンポーネント間のフォーカスの移動に消費されますので、 テキスト・フィールドには入力されません。

getText の使用例

getText と setText の使用例

setHorizontalAlignment の使用例